1月30日(火)
2月18日(日)14時、京都アバンティホールで行われる伴音会ギターコンサートにゲスト出演します。
プログラムは、

スペインセレナーデ (J・マラッツ)
グランド・ワルツ、ダンサ・モーラ (F・タレガ)
ドビュッシー讃歌 (M・de・ファリャ)
スケルツォ・ワルツ、エル・メストレ、レスプエスタ (M・リョベート)
セビリャーナ (J・トゥリーナ)

僕にとって、スペインからの帰国後初仕事です。
スペイン音楽をたっぷりと味わって頂きたいと思います。
お時間ありましたら是非ご来場下さい!


1月28日(日)
帰国に向けての荷物整理に勤しんでおります。
いらないものは捨てて、日本へ送るものはダンボールに詰めて・・・、なんてことをやっていると、
僕が初めてスペインにやって来てからの3年半の歴史がそれらの中に凝縮されていて、
何かとても懐かしいような気持ちになります。
こちらでは何度か引越しをしましたが、それぞれの部屋での出来事や心境というものが、蘇って来ます。
帰国は寂しいと思う反面、スペインの生活はもう十分という気持ちもあり、微妙な感じです。


1月25日(木)

つい一昨日までバルセロナは非常に暖かく、日本で言う11月ぐらいの、
冬が近づいて少しひんやりしてきたかなー、というぐらいの気温でした。
ところが昨日から突如冷え込み、尋常じゃない寒さがやってきました。
やっぱり急激な変化というのはビビりますね。今までの暖かさはどこへ行った?みたいな。
ニュースでやっていたことですが、このような一昨日までの気温の高さにより、
スペインの鳥達は春だと勘違いをして、いっせいに卵を産んでしまったそうです。
もちろんそれらの卵がかえることはなく、とてもかわいそうなことです。

なにはともあれ、こういう時期は体調管理に気を付けなければなりません。
みなさんも風邪などひかれませんように。


1月24日(水)
CD製作のためのレコーディングが始まりました。
今月中に録音し、4月頃発売という予定で進めていたのですが、エンジニアの方との話し合いの結果、
ちょっとした企画の変更によって4月まで録音が持ち越しになりました。
来月の帰国後、ヨーロッパでのコンサートのためにまた4月にやって来ますが、
1ヶ月ほどバルセロナに滞在し、もう一度CD製作に取り掛かります。
というわけで近況報告でした。


1月2日(火)
考えてみれば僕はこの留学というのは、にっちもさっちも行かない状況を打破するために、
自分の人生の数年間を捨てたような決意でスペインにやって来たのでした。
スペインに来てからも、どちらかと言えば不遇な境遇を耐えることの方が多かったような気がします。
しかし自分は辛いことから逃げなかったし、むしろそれに立ち向かって行った、
という風に今思える点は、留学生活に全く悔いが残っていません。
「今頑張らなければいつ頑張るんだ?」という思いが常にありました。
日本にいた頃に自分の持っていた自信なんて言うのは、
世界のレベルの前には簡単に蹴散らされてしまうような空の自信であって、
何とかそこから這い上がるために一生懸命でした。
しかし今では別な次元でのゆるぎない自信があります。
それは、自分の個性がどういうものであるのか、
自分の体に染み付いたものはどういうものであるのかということや、
自分には何が出来て何が出来ないのかということをはっきり把握できるようになったこと。
また、将来こういう風になりたい、という明確な目標があって、
自分はそれに向かって努力をし続けることができる、という自信です。
これは僕がこの3年間で手に入れた最も貴重なものかも知れません。
今月に控えているCD録音と、2月5日に予定しているソロコンサートを終えたら、
これで留学生活が終わるんだ、という気持ちがしみじみやって来ます。


1月1日(月)
みなさん、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
僕は今年、日本へ完全帰国する予定ですが、もし日本でお目にかかることなどありましたら、
そのときはどうぞよろしくお願いいたします。

homeback