5月22日(月)
バルセロナ現代美術館に今回初入場しました。
この美術館はとっても綺麗な建物で、中は日当たりが良く、真っ白い壁のせいもあって光り輝いています。
こんなに光が差して、作品の保存に悪くはないのかと思ったりもしますが。
このような環境の中、この美術館の名前の通り現代美術が展示されており、
それほどたくさんのコレクションがあるというわけではないですが、たっぷり鑑賞してきました。
作品はやっぱりどれも先進的で、幾何学模様のようなもの、
キャンパスの布を破っておもむろに縫い合わせ、その上に絵の具を塗りたくったようなもの、
チョコレートを積み上げたオブジェクトのようなもの、
全体が真っ黒だけどよく見ると部分部分で微妙に色の濃さの異なっているような絵画など、
若干意味不明っぽいものばかりでした。
しかしこうやって現代の芸術家達は新しい表現を求めて、
あらゆることを試みているのだということを強く感じさせられますし、
また現代の生きたカタルーニャの感性というものを感じさせられます。
古典的な芸術もいいけれど、こういった今を生きる芸術家の作品に触れるというのは、
とても意味のあることだという風に思いました。
またその後、フレデリク・マレス美術館に行きました。
この美術館はカタルーニャの彫刻家フレデリク・マレスが、
生涯に収集したコレクションの数々が展示されています。
中でも宗教彫刻のハンパじゃない数の多さにはビックリ。
そのフロアーはとても重く厳粛な雰囲気で溢れていました。
また15世紀から20世紀初頭までのありとあらゆる日用品の数々・・・。
よくもここまで集めました、というほどのまさにコレクターの鑑。
圧倒的な展示数でとても楽しめましたが、この美術館を出たときは正直「おなかいっぱい」でした。


5月11日(木)
タルヘータ(滞在許可証)の申請に行ってきました。
しかし、これは毎年のことなんですが、けっこう大変なんです。
いくつかの書類を集めたりしなければならないのはともかく、
何より一番辛いのは申請日の長蛇の列。ゆうに2時間は並ばなければなりません。
僕は今回、何度か不手際があったので、3回ほど並びました。
バルセロナにいる外国人は学生も労働者もみな、
ここ、バルセロネータという区画の警察署に集められるので、連日相当な数にのぼるようです。
そして何より奇異なのは、ここで働く職員達の態度(汗)。
まるで60年前の憲兵のようです。我々外国人は服役刑者かと錯覚させられるような雰囲気です。
何か公務員ということで、特別な権力を持っているように勘違いされておられるんでしょうかね(汗)。
しかしこの「列」というのは、1つの、スペイン社会を象徴する現象のような気がします。
どこに行っても、常に列に並ばなければなりません。
僕が思うに、スペイン人は仕事が遅い上に働いている人間が少ない、
またシエスタも含めて休憩が多く、圧倒的に労働時間が少ない、
などなどの理由によって引き起こされる現象ではないかと思います。


5月5日(金)
EXCELLENCEという本屋の地下にあるフロアーにて、ギターソロリサイタルをさせて頂きました。
バルセロナを中心にコンサートやコンクールなどを企画している
Cercle Guitarristic de Catalunya(カタルーニャギタリストサークル)による主催。
プログラムは以下の通りでした。

オブリヴィオン(A・ピアソラ)
インプロヴィゼーション(國松竜次)
鐘の鳴るキューバの風景(L・ブローウェル)
セビリャーナ幻想曲(J・トゥリーナ)
日本の歌〜あの町この町、赤とんぼ、赤い靴
エキノクス(武満徹)
祈りと踊り(J・ロドリーゴ)
京都の風景(國松竜次)

たくさんのお客さんに来て頂き、とても良い雰囲気の中演奏することができました。
考えてみればここで演奏するのはもう4回目で、懐かしさの入り混じったようなそんな気持ちになります。
過去のコンサートのときの心境なんかがよみがえったりしました。
何となくホームタウン的な気分がしてきますね。
主催者や聴きに来てくださったみなさんに大変感謝いたします。
コンサートの後は友人達で近くのバルへ行き、一杯やりました。(笑)


5月1日(月)
日本はもうゴールデンウィークですね。みなさん如何お過ごしですか?
休日と言えば、こちらは5月1日は「労働者のための日」という祝日です。
朝、そうとは知らずに用事で銀行に行こうとすると閉まっていたので、
近くにいたおじさんに、「なぜ閉まっているのですか?」と聞いたところ、
「今日は労働者のための日で休日だ。
だから我々労働者はいつもより多く働かなければならない日だ!ガハハハハ!!」
というこのおじさんのギャグが炸裂。
こちらも適当にガハハハと笑っておきました(汗)。
いかにも“これぞスペインのオヤジ”という感じでした。

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