11月30日(水)
PHOTO欄Landscape1に新しく写真を追加しました。
一番下の段の4枚がそれで、夜のサグラダファミリアの景観です。
ここは毎日深夜12時頃までライトアップされており、
緻密な装飾の外観が赤や黄や緑の美しいライトに照らされて、
いっそう幻想的な雰囲気を醸し出しています。
日中とはまた違ったこの大聖堂の様子を見ようと、
この時間にもかかわらず多くの観光客で賑わっています。
よろしければ是非ご覧下さい。



11月9日(水)
バルセロナ国際ジャズフェスティバルが10月終わりから12月初めにかけて行われ ます。
チック・コレア、ステイシー・ケント、ミゲル・セノン、デーヴ・ブルベックなど、
著名なミュージシャンによる32のコンサートが行われる盛大なイベントです。
そしてこの日は、ジャズフェスティバルでありながらもフラメンコギタリストのビセンテ・アミーゴによるコンサートが、

Palau de la Musica (カタルーニャ音楽堂)に て行われ、聴きに行ってきました。
編 成はビセンテを中心にセカンドギター、エレキベース、カンテ(歌)、
パルマ(手拍子)を含めた打楽器群に、今回はキーボードが取り入れられており、
プログラムは主に最新アルバム「Un Momento en el Sonido(音の瞬間)」から。
いつも感じることですが、彼のステージマナーは粋でさわやか。
音楽も洗練された都会風なもので、全体にさわやかであること極まりない。
リズムはほぼ完璧で
ア ンサンブルの完成度も高く、 早いパッセージは風のように、ゆるやかなところはよく歌い、
テクニックと音楽性が実に高い次元で結びついている。
パコ・デ・ルシアの次世代で大変素晴らしいギタリストが出現したものだと感じさせられます。
会場となったカタルーニャ音楽堂
は 古風ながらも趣があり、
近代的なホールの多いなかでは、ひときわ異彩を放っています。
何か体で感じる音楽会とでも言ったような、最高の環境を演出してくれます。


11 月5日(土)
エドゥアルド・フェルナンデス(ギター)によるコンサートが、
Conservatori Municipal Musica Barcelona (バルセロナ市立音楽院)内のホールにて行われました。
プログラムはスペインのフォリアによる変奏曲(ジュリアーニ)、ティエント(オアナ)、
スペインのフォリアによる変奏曲とフーガ(ポンセ)、プレリュード、フーガ、アレグロ(バッハ)、
無伴奏チェロ組曲第2番(バッハ)、というもの。

非常に高度なテクニックで全曲をほとんどミスのない演奏。
特に長大なポンセ作品をあっと言う間に聴かせる音楽性、またバッハ作品などでは、
難しいパッセージを難なくこなす様は、あたかもサーカスでも見ているような面白さがありました。

知性的でバランスがとれており、テクニック的にも完成度の高いギタリストだと感じました。


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