8月31日(水)
PHOTO欄Landscape15にモンセラットの風景をアップしました。
ここはバルセロナから鉄道やロープウェイで約1時間ほどのところにある小さな街で、
聳え立つ巨大な岩山や修道院、また大聖堂(バジリカ)の黒いマリア像が多くの参拝者を集め、
長い間カタルーニャ地方の宗教的な巡礼地となっています。
とりわけ我々ギタリストにとっては、古典期の作曲家、F・ソルが少年期を過ごした地として知られています。
大聖堂にて行われた少年聖歌隊による合唱を聴いている時、
かつてソルもここでこうして歌っていたのだという想いは、どこか不思議な感覚にさせてくれました。
写真の1枚目から4枚目は、周囲を奇岩群に囲まれたこの街の様子、5枚目は聖堂前の広場、
6,7枚目は聖堂内ですが、今までに見た教会の中でも比較的カラフルで煌びやか。
8枚目は黒いマリア像が見つかったという洞窟、サンタ・コバに向かう道中にあったキリスト受難の像。
この街は標高1000メートル以上の山頂にあるため、そこから見渡すことのできる絶景は信じられないほどで、
現実感のない、目の前に広がる巨大な絵のように感じられます。
街の荘厳な雰囲気と相まって、何か価値観を変えさせられるような大変貴重な体験であったと思います。


8月20日(土)
バルセロナ関連の情報誌やガイドブック、テレビ番組などでも度々紹介される、
サン・ジョセップ市場の様子をPHOTO欄Landscape14にアップしてみました。
カタルーニャ広場からすぐのランブラス通りに面した市のほぼ中心にあり、
新鮮な野菜や果物、豊富な肉類に獲りたての魚介類が比較的安い値段で買うことができます。
地元の客の他、特にこの時期目に付く多くの観光客、
また威勢のいい女性従業員たちによりとても活気があり、いつも大変賑わっています。
僕も今まで何度も利用して きましたが、歩いてるだけでもこの街の豊かな食文化を感じることができるようです。
今回はカメラを片手に色とりどりな食材を撮影してみましたので、よろしければ是非ご覧下さい!


8月5日(金)
クイズミリオネアというクイズ番組が日本で放送されていました が、
先月からこちらでもスペイン版が開始したようです。
その前宣伝がやっていましたが、「世界で大人気のこの番組」というセリフとともに一瞬、
みのもんたが映ったときはビックリしてしまいました。(笑)


8月2日(火)
今日は久しぶりの作曲のレッスンでした。D・パドロス先生に会うのは約2ヶ月ぶりでしたが、
再会をとてもよろこんでくれ、レッスン前の雑談もいつもより多くなりました。
この時期こちらは夏休みですが、先生はバルセロナにおられるようで、特別にレッスンを続けることになりました。
去年度が終わり約1年になるわけですが、
20世紀のあらゆる作品の分析、また課題としては自由作曲の他、
カタルーニャ民謡を使ってのフリーモードによる3声、4声対位法に始まり、徐々に無調化していくというもの、
12音(セリー)や自由音列による作曲などいろいろなことをしてきました。
厳密な意味で作曲というのは教えられるものではないと思うけれども、
感覚を養うという意味でとてもいいレッスンをして頂いたと思います。
D・パドロス先生は年齢のせいもあるのか、温厚篤実で安心感のあるお人柄。
月謝を支払って教えてもらってるだけではないという、何かそういう繋がりを感じさせるような情がある。
自分も将来、人に物を教えるような立場になったとき、こういう風になりたいと思わせてくれます。

homeback