9月25日(土)
先日、友人である韓国人ギタリスト、Sung Joon Lee君と会う機会がありました。
彼の2枚目のCDである「Hommenaje(讃歌)」をプレゼントしてくれたのですが、その曲目を見てビックリ。
「Waltz~Hommenaje a Sung Joon Lee」というタイトルで僕の作品が収録されていたのです。
さかのぼること約1年前、スペインを訪れた彼は友人と共にバルセロナの僕の部屋へ泊まりに来たのです。
その際僕に、何か曲を作ってくれと言っていたのですが2日間の滞在だったため、
以前書いた小品をFINALE(楽譜作成ソフト)のファイルとしてフロッピーディスクで渡したのです。
それが忘れた頃にこうして形になっていたというのは、驚くとともに大変喜ばしいことです。
アルバムのコンセプトは、それぞれある音楽家への讃歌として書かれ たものばかりが集められ、
その中に1曲、自分への讃歌として献呈された作品を入れたというわけです。


9月19日(日)
オリンピックスタジアム、スペイン村、カタルーニャ美術館、ミロ美術館など、
たくさんの見所があるモンジュイックの丘に出かけ、
丘の中腹にある庭園、そして頂上のモンジュイック城と、
そこから見渡すことのできるバルセロナ市街、地中海などをPHOTO欄Landscape11にアップしました。
特に最後のものは海と空のみで、その境界線も霧でぼやけているため、
写真としてたいしたものは写っていませんが、僕個人的にはとても気に入っています。
実際この景色を前にしたとき、宮本武蔵ではないですが、どこか「空(くう)」という心境になりました。(笑)

その後スペイン広場やカタルーニャ美術館などのある麓まで徒歩で下ったとき、
ちょうど噴水のショーが始まっていました。
観客に水しぶきが降りかかるほどの激しい勢いで次々変わっていくその形は、
あたかも水による建築物のようでした。
この写真もLandscape3のスペイン広場に追加しました。


9月15日(水)
こちらで自炊をするようになってから変わった点といえば、
どうせ食べるなら、できるだけおいしいものを食べたいと思うようになったことです。
そのため今まで様々なものにハマってきましたが、
問題はどんなにおいしいと思っても必ず飽きてしまうということです。
グラタン、ハンバーガー、凝ったサラダ、クロワッサン、ピザ等など巡り巡ってきましたが、
食事は毎日のこと、次々メニューを変えていくのはやっぱり大変です。
そして、今ハマっているのはフランスパンです。
炊飯器がないために鍋でお米を炊くという毎日の手間が省ける上に、
レストラン風な輪切りにして食べると、いかにもヨーロッパの食卓という雰囲気になります。
ちなみに飲み物では、カンパリパイナップル。
カンパリといえば、オレンジジュースやグレープフルーツジュースで割るのが一般的だと思いますが、
興味のある方は是非、パイナップルジュースでもお試し下さい。


9月11日(土)
観光を兼ね中心街へ出かけ、その際に撮った写真をPHOTO欄にアップしてみました。
Landscape8はカタルーニャ広場です。
ここは若者達の待ち合わせや憩いの場所になっており、
広く美しい敷地に噴水や様々なモニュメント、木々や芝生、そしてたくさんの鳩が賑わっています。
しかし夜になると、危険なお兄さん達がたむろしている場所でもありますが。(笑)
続いてバルセロナ観光の中心地になっている、中世の面影を残すゴシック地区に移動し、
Landscape9にアップしたサンタ・マリア・デル・マル教会へ行きました。
この教会は地中海貿易が繁栄した14世紀に安全を祈願し、海の聖母マリアがまつられているとのことです。
カタルーニャゴシック様式で作られており、ひときわ高い天井に伸びる柱やステンドグラスは美しいものでした。
Landscape10には有名なカテドラルをアップしました。
サンタ・マリア・デル・マル教会が純粋なゴシック様式なのに対し、
この教会は紀元前ローマ人に始まり、11世紀、また13世紀から15世紀と度重なる再建により、
いくつかの様式が交錯しているため、変化に富み壮大なものになっています。
ちょうど司式司祭の最中で、教会全体に鳴り響くミサやオルガンは荘厳な気持ちにさせられ、
ヨーロッパ音楽の源を目の当たりにしたような気がしました。

1714年9月11日はカタルーニャが戦争に敗れ、スペイン領となった日だとのことです。
そのためこの日は「カタルーニャ国家の日」というフィエスタになっており、
あちこちでマニフィエスタ(デモ)が行われていました。
詳しい事情は分かりませんが、この地方の人々は、
「スペイン人ではなくカタルーニャ人である」という独立心が強いだけに、
この日は何か特別な感情があるのかも知れません。


9月4日(土)
2重奏を行っている友人のディエゴと共にコンサートを行いました。
ブランドショップやカフェの建ち並ぶ近代的なランブラ・デ・カタルーニャという通りにある、
大きな本屋さんの地下に設けられたフロアーにて、彼によるソロと僕のソロ、そして2重奏と演奏しました。
しかし実のところ、このコンサートは今日の夕方まで、明日の5日にあると聞かされていたのです。
もともと彼の企画したもので、僕はしばらく出かけていたこともあり彼にまかせっきりだったのですが、
4日午後に帰宅し、明日のコンサートのための準備でもしようかと思っていたところ、彼からのメールを読んでビックリ!
「緊急!!!ごめん、間違えていた!コンサートは4日だった!とりあえず可能かどうかの連絡をくれ!」
それからあわてて出かけて演奏した次第です。。。
ディエゴ君、なかなかやってくれます。(笑)

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